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2006年02月06日
ハヤシライスを守る会

ハヤシライス

ハンバーグ

カレー
今ではまた世間に存在感をきちんと認めていただいているようでありますが
ハヤシライスが世の中から姿を消しつつあった時期があるのです。東京界隈
だけでのことかもしれませんが、そういうことが確かに一時期あったのです。
1985年、私は7年ぶりに日本に戻ってきました。ロンドン、シンガポールと
海外勤務を経ての帰国である。時は春。きれいなお姉さんがそこらじゅうに
わんさかいて(別にハヤシライスとは関係ありませんけど)ルンルン気分で
私は街に出ました。ハヤシライスとの7年ぶりの再会を果たすためです。
ところがどこにいってもないのです。オムライスはある。ハンバーグもカレーも
ビーフシチューもある。でもハヤシはないでよお。後輩に聞いたら、そう言えば
最近見かけないですねえ、と言う。ビーフストロガノフなら近くの店でもやって
ますけど、と言う。違うんだ。ハヤシはハヤシなのだ。
結局ハヤシを食べたければ神田とか浅草の老舗洋食屋に行くしかなさそうだと
いうことがわかった。7年前はどこにでもあった。蕎麦屋でさえ食べたことがある。
これが世間というやつかと思った。
そこで「ハヤシライスを守る会」なるものを作った。僕を入れて会員二名。誰に
声をかけても次々と入会を断られ、結局、部下の中で一番人が良いというか
僕が唯一弱みを握っていたというかソイツを強制的に会員にした。
その活動は極めて地味なものである。
「ここはハヤシライスをやってないんですか?メニューに入れてくださいよ」
これを、昼夜を問わず、食事に入った店で言うだけである。レストランでも蕎麦屋
でも新幹線の食堂(当時は食堂車があった)でもゴルフ場でもやった。
しかし、反応はゼロ。見込みのありそうな答えは一度も返ってこなかった。
結局、「守る会」は部下の海外転勤を機に自然解散となりました。
じゃあ、どうしてハヤシライスが復活したかって?
バブルです。翌年あたりから急激に膨らんだバブル。その中で多分どこかの
テレビ局か雑誌社かが「洋食」を取り上げたんですね。そうしたら一斉に町中に
洋食メニューが溢れだしたんです。もちろんその中にハヤシも入っていました。
でもなあ、何かあまり嬉しくなかったなあ。やはりハヤシはちょっと日影の身で
ありながら、しかし、しっかりと根をはっているというか、着実に生きている存在
でいてほしかった。一杯2000円とか3000円なんてハヤシじゃないでしょ。ね。
(ところでXXモトさん、これも作り話ではなくて実話ですよ)
ハヤシライスはちょっと甘味があるのが美味しいのだけれど、甘味が強すぎると
ご飯に合わなくなる。そのへんのバランスのとり方が難しいですね。
まず牛肉の薄切りと玉ねぎを炒めてマッシュルーム(缶とか透明のパックのもの)
とブツ切りのトマト(皮を湯むき)を加えてから水。アクを取りながらグツグツしてくる
まで待って固形のビーフコンソメを一個と塩コショウ少々。赤ワインをドバッと。
再度グツグツしてきたらルウ(ウチではハウスの「完熟トマトのハヤシライスソース」
ってのを使ってる。他のに比べると甘味が強くない気がする)を割り入れるのだけれど、
箱に書いてある目安だとちょっと甘すぎるので半分の量で。足りなさそうな時は粉末の
デミグラスソースルウ(SBの缶に入ってるもの)を足す。
カレーにはあまり出来不出来がないのにハヤシにはある。甘すぎたり足りなかったり。
元「守る会」会長としては不満であっても横でいつでも「オイチイ!」って食べてくれる
ヒトがいるからまあいいか。
ハンバーグは超簡単。何故かって、例のミメ家御用達「柿安」でハンバーグになってる
のを買ってくるからです。これをちょっと成形し直して焼く。最初ちょっと強火で片面を
焼いて焦げ目がついたら裏返して弱火に。蓋をして7~8分蒸し焼きにするだけ。
灼けたらハンバーグを取りだして、余分な油を捨てて、赤ワイン、ケチャップ、お好みで
醤油少々をフライパンでグツグツさせてソースにする。大根おろしで和風ってのもある
よね。付け合わせはキャベツの千切りでも何でもいいんだけれど、今回はピーマンと
人参(一度茹でたもの)を一緒に焼いてみました。
カレーは各家庭で千差万別だろうなあ。これは今度ミメイにミクシィで新しいトピックと
してやってもらおう(カレーうどんとかカレーに玉子とかのはあったけれどカレーの具は?
辛さは?というのはなかったから)。
ウチでは幾多の変化を経て現在は薄切り牛肉・じゃがいも人参玉ねぎ茄子トマト入り・
野菜ちょっとクタクタ・泣くほどではないけれどやや辛め・和洋両用味(パンにもご飯にも
合うという意味)になっております。ルウはハウスのジャワカレー中辛、加えて瓶入りの
カレーペースト(焼く前に肉に塗り込む)。
カレーってなぜか次の日が美味しいんだよね。味が落ち着くというかなじむというか。
ちなみに毎年正月にウチに泊まりにくるヒト達へのオミヤはこのカレーです。
投稿者 mimeo : 2006年02月06日 07:55
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