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学校の廊下の隅のかびくさい掃除箱、
薄暗い神社の境内の裏、
日向くさい布団にまぶたが重くなる押入の中、
湿った土の匂いのする縁側の下。
鬼に見つからないように、
息をひそめ、ひざを抱える、かくれんぼ。

いち、にぃ、さん、しぃ……。
もう、いい、かい?

もう、いい、よ。

見つからないように隠れているのに、
大声で言い返す。
見つからないように潜んでいるのに、
見つけにきてよ、と、鬼に言う。

かくれんぼって、ほんとうは、
見つけてもらうための遊びなのだ。
きっと見つけてくれるはず。
そう信じてるから、隠れてる。
どきどきしながら、じっと鬼を待ってる。


もういいかい。
もういいよ。
もういいかい。
もういいよ。


もういいから、
早く、あたしを見つけてよ。