海風に吹かれて橋を渡った。
歩きながら空を仰ぐと、
梯子がかかっていた。
すっくと天に向かって。
青い空にのぼるための、白い梯子。
空は、どこまで空なのだろう。 闇色の宇宙と、青い空の境目は、どこにあるのか。 梯子の途中で振りむいて、 地球が青く見えたなら、 そこはもう宇宙なのだろうか。 水をたたえた星は、 青空よりも、もっともっと青いだろうか。
天に向かう梯子のうえを、 真っ白な鷺が飛んでいった。
天使のように、羽をひろげて。
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