ふいに、花火があがった。 江ノ島の東側。 クリスマスの夜。
そういえば、 赤と緑の大輪の花は、 クリスマス・リースに似ている。 クリスマスの今日だからこそ、気づいたのだ。 真夏の花火には、思いもしなかった。 あのときだって、赤と緑の花火はあったはずなのに。
真冬の花火は、しんとしている。 あがったとたんに、消えていく。
儚いクリスマス・リースに、 祈りをこめる。
流れ星を見つけたときのように。 胸の中で。 そっと。
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