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砂浜に流れ着いた木の欠片や、
貝殻の片割れや、角の丸くなったガラス、
そういうものを拾って楽しむことを
「ビーチ・コーミング」というのだそうだ。
ビーチを櫛(コーム)で梳くように、拾い集める。

そんな漂流物を使ったライトスタンドやオブジェやらを、
シーボーンアートという。
SEA BORN
海から生まれるアート。

タヒチのビーチには、細かな白砂にまじって、
枯れ枝のようなものが落ちていた。
細くて小さな、オフホワイトの小枝。
聞けば、珊瑚の「死骸」だという。
そうだ、珊瑚はイキモノなのだった。
確かにそれは、「骨」に似ていた。
焼いたあとのヒトの骨に、よく似ていた。

シーボーンアートという言葉を聞いたとき、
あたしは「海の骨のアート」だと思ってしまった。
bornは、生まれる。
生命の始まり。
boneは骨。
生命の終着。


砂浜には 生と死が落ちている。


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